概要
パッチ(14.6)はset14終盤に向けた最終調整の一環であり、大幅な環境変化は避けられています。
そのため、依然として幅広い構成が活躍できる安定したメタが維持されており、上位を狙ううえで多様なプレイスタイルが通用すると予想されます。
主な変更点は、ルートシステムの安定化やPVE報酬の見直しといったゲーム進行に関わるシステム面の調整と突出して強かった構成のナーフ、非環境構成のユニット・特性のバフとなっています。
以下に、変更点とそれに基づく考察をまとめました。
変更点


システム
ルートシステム
・ステージ2、3、4のPVEラウンドは以前より一貫性が増し、必ず何らかのアイテムとゴールドがドロップするように
・PVEラウンドからのアイテム合計平均数が増加
・PVEラウンドからのゴールド合計平均数が減少
・スカトルパドルおよびカニレイヴで獲得できる素材アイテム+1
二つ星ショップ
・序盤(同一ステージ内)で★2ユニットが登場する確率が低下
トッカーの試練
・3-1(ゼリ&シヴ)ラウンドの難易度を緩和
ユニット
コグ=マウ
・スキルAD割合: 50/50/60/75 % → 40/40/60/80 %
エコー
・スキル回復量: 280/340/425 → 300/375/475
ジン
・マナ: 4/74 → 14/64
ダリウス
・基本回復HP割合: 5% → 6%
・親玉ボーナス:対象1体ごとの回復量: 50 → 70
・親玉ボーナス:1マス当たりのダメージ減衰: 10% → 5%
イラオイ
・スキル回復量: 350/400/500 → 350/400/600
スカーナー
・スキルダメージ: 170/255/385 → 170/255/425
ラースト
・体力回復量: 150/175/200 → 220/250/300
ルブラン
・スキルダメージ: 70/105/160 → 75/115/170
ヴェイン
・攻撃速度: 0.70 → 0.75
グラガス
・マナ: 20 / 80 → 20 / 70
セナ
・自動効果AD割合: 40% → 45%
ヴァルス
・マナ: 15/75 → 20/70
チョ=ガス
・最大体力増加割合: 22/22/66 % → 25/25/55 %
ミス・フォーチュン
・マナ: 50/150 → 40/135
ジグス
・[バグ修正] ジグスが「サイバーボス」のボスボーナスを発動しているとき、対象の敵が残り1体になるとダメージを与えなくなっていたバグを修正
ガレン
・マナ: 30/100 → 20/80
特性
エグゾテック
・(5) 体力: 150 → 160
・(5) 攻撃速度: 5% → 6%
・(7) 体力: 240 → 300
・(7) 攻撃速度: 11% → 13%
ゴールデンOX
・(6) ダメージ増加: 26% → 25%
・戦利品ドロップ素材アイテム率: 7% → 6%
シンジケート
・(5) 体力: 400 → 450
・(7) 体力: 500 → 550
ダイナモ
・(2) マナ: 5 → 4
・(3) マナ: 7 → 6
・(4) マナ: 11 → 10
ヴァンガード
・(6) シールド量: 最大体力の40% → 48%
アイテム
ステラックの篭手
・耐久シールド: 最大体力の60% → 50%
・持続時間: 6秒 → 5秒
ヴォイド スタッフ
・「細断」効果持続時間: 3秒 → 5秒
スピリット ビサージュ
・体力: 200 → 300
ステラックの大盾
・シールド持続時間: 8秒 → 6秒
グインソー レコニング
・攻撃速度: 20% → 30%
・魔力: 20 → 30
イカシア リベンジ
・攻撃速度: 30% → 60%
・魔力: 50 → 60
・マナ: 15 → 30
真スピリット ビサージュ
・体力: 400 → 600
・耐久力:15% → 18%
チェーンストライカー
・攻撃速度: 40% → 35%
・クリティカル率: 40% → 35%
・ダメージ増加: 10% → 8%
不屈
・物理・魔法防御: 20 → 25
フリッカーブレード
・攻撃速度上昇: 8% → 7%
スタティック シヴ
・基本ダメージ: 30 → 40
・攻撃速度: 30% → 40%
・魔力: 30 → 40
タイタン ハイドラ
・攻撃力: 15% → 20%
・攻撃速度: 15% → 20%
オーグメント
第二の自我(ラースト ヒーローオーグメント)
・最大マナ: 70 → 60
・スキルAD割合: 330/330/335% → 340/340/350%
取締役会
・基本ステータス増加: 60% → 50%
オーバーヒール
・追加ダメージ: 130% → 110%
スピードキル
・開始スタック数: 2 → 1
奥の手
・付与される基礎経験値: 70 → 30
全身全霊
・ステージごとのゴールド: 3 → 2
考察
パッチ14.6は、大きな環境変化を避けつつ、現在の安定したメタを維持しながら完成度を高める内容となっており、セット終盤らしい仕上がりだと言えます。
中でも注目されたのは、PVEラウンドのルートシステム再調整。
ステージ2~4においてアイテムとゴールドが常にドロップするようになり、これまでの「ゴールドのドロップしないPVE」が解消されたことで、序盤のお金不足による事故リスクが緩和されました。
また、アイテム素材の最低保証が14個に増加したことで、装備依存度の高いダブルキャリー構成が相対的に強化となりました。
マークスマン、エグゾテック、ストリートデーモンといった構成が追い風を受けています。
特にエグゾテック(7)は特性バフとの相乗効果で再浮上の兆しを見せており、装備がしっかり揃えば高耐久かつ高火力な盤面を構築できる可能性を秘めています。
構成面ではダイナモやゴールデンOXへのナーフが軽微にとどまり、複数構成が選択肢に残る良環境が維持されそうです。
ダイナモに関してはナーフにより進行の難易度が上がり、勝ち進行の安定性が低下したことで評価がやや下がることが見込まれます。
その一方で、使用率の低かったヴェインやダリウスといったキャリーにバフが入り、ヴェインリロールやTFリロールなどの復権が見込まれます。
構成選びにおいては、グインソーベースの構成が競合しやすいため、スカウティングによる構成の見極めが重要になります。
一方でAD構成は火力の上限が低いため、1位を狙うには戦闘オーグメントが必須。
オーグメントの引きや卓の様子を早期に読み取り、柔軟なプランニングが求められる環境と言えるでしょう。
総じて、派手さは控えめながらも、環境の整理・バランス調整・選択肢の拡充という点で高水準な内容のパッチとなっており、最終盤に向けて最適解を探る面白さがより深まった環境となっています。
引用:チームファイト タクティクス パッチノート14.6 (2025)

グインソーがかなり作りやすいパッチになりそう
AP進行ちょっと難しそうだけど9レベさえいければ勝てそうよね
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