【TFT】パッチ14.6 パッチ変更点とメタ予想（Patch 14.6 Rundownより）

概要

6/11に予定されているパッチ（14.6）はset14終盤に向けた最終調整の一環であり、大幅な環境変化は避けられています。
そのため、依然として幅広い構成が活躍できる安定したメタが維持されており、上位を狙ううえで多様なプレイスタイルが通用すると予想されます。

主な変更点は、ルートシステムの安定化やPVE報酬の見直しといったゲーム進行に関わるシステム面の調整と突出して強かった構成のナーフ、非環境構成のユニット・特性のバフとなっています。

以下に、変更点とそれに基づくメタ予想をまとめました。

変更点

システム

ルートシステム
・ステージ2、3、4のPVEラウンドは以前より一貫性が増し、必ず何らかのアイテムとゴールドがドロップするように
・PVEラウンドからのアイテム合計平均数が増加
・PVEラウンドからのゴールド合計平均数が減少
・スカトルパドルおよびカニレイヴから追加で+1コンポーネントがドロップ

二つ星ショップ
・序盤（同一ステージ内）で★2ユニットが登場する確率が低下

トッカーの試練
・3-1（ゼリ&シヴ）ラウンドの難易度を緩和

ユニット

コグ＝マウ
・スキルAD割合: 50/50/60/75 % → 40/40/60/80 %

エコー
・スキル回復量: 280/340/425 → 300/375/475

ジン
・マナ: 4/74 → 14/64

ダリウス
・基本回復HP割合: 5% → 6%
・親玉ボーナス：対象1体ごとの回復量: 50 → 70
・親玉ボーナス：1マス当たりのダメージ減衰: 10% → 5%

イラオイ
・スキル回復量: 350/400/500 → 350/400/600

スカーナー
・スキルダメージ: 170/255/385 → 170/255/425

ラースト
・体力回復量: 150/175/200 → 220/250/300

ルブラン
・スキルダメージ: 70/105/160 → 75/115/170

ヴェイン
・攻撃速度: 0.70 → 0.75

グラガス
・マナ: 20 / 80 → 20 / 70

セナ
・自動効果AD割合: 40% → 45%

ヴァルス
・マナ: 15/75 → 20/70

チョ＝ガス
・最大体力増加割合: 22/22/66 % → 25/25/55 %

ミス・フォーチュン
・マナ: 50/150 → 40/135

ガレン
・マナ: 30/100 → 20/80

特性

エグゾテック
・(5) 体力: 150 → 160
・(5) 攻撃速度: 5% → 6%
・(7) 体力: 240 → 300
・(7) 攻撃速度: 11% → 13%

ゴールデンOX
・(6) ダメージ増加: 26% → 25%
・戦利品ドロップ素材アイテム率: 7% → 6%

シンジケート
・(5) 体力: 400 → 450
・(5) ダメージ増加: 15% → 18%
・(7) 体力: 500 → 550

ダイナモ
・(2) マナ: 5 → 4
・(3) マナ: 7 → 6
・(4) マナ: 11 → 10

ヴァンガード
・(6) シールド量: 最大体力の40% → 48%

アイテム

ステラックの篭手
・耐久シールド: 最大体力の60% → 50%
・持続時間: 6秒 → 5秒

ヴォイドスタッフ
・「細断」効果持続時間: 3秒 → 5秒

スピリットビサージュ
・体力: 200 → 300

ステラックの大盾
・シールド持続時間: 8秒 → 6秒

グインソーレコニング
・攻撃速度: 20% → 30%
・魔力: 20 → 30

イカシアリベンジ
・攻撃速度: 30% → 60%
・魔力: 50 → 60
・マナ: 15 → 30

真スピリットビサージュ
・体力: 400 → 600
・耐久力：15% → 18%

チェーンストライカー
・攻撃速度: 40% → 35%
・クリティカル率: 40% → 35%
・ダメージ増加: 10% → 8%

不屈
・物理・魔法防御: 20 → 25

フリッカーブレード
・攻撃速度上昇: 8% → 7%

スタティックシヴ
・マナ: 15 → 30
・攻撃速度: 30% → 60%
・魔力: 50 → 60

タイタンハイドラ
・攻撃力: 15% → 20%
・攻撃速度: 15% → 20%

オーグメント

第二の自我（ラーストヒーローオーグメント）
・最大マナ: 70 → 60
・スキルAD割合: 330/330/335% → 340/340/350%

取締役会
・基本ステータス増加: 60% → 50%

オーバーヒール
・追加ダメージ: 130% → 110%

スピードキル
・開始スタック数: 2 → 1

奥の手
・付与される基礎経験値: 70 → 30

全身全霊
・ステージごとのゴールド: 3 → 2

メタ予想

パッチ14.6は、いよいよセット14も終盤戦ということで、大きな環境変更は避けつつ、安定したメタの維持と次セットへの布石が意識された内容になっていました。

特に印象的だったのは、PVEのルートシステムの再調整。
これまで不満の声が多かった「ゴールドのドロップしないPVE」が解消され、ステージ2〜4で常にアイテムとゴールドが落ちるようになったことで、序盤の運要素が緩和されたのは嬉しいポイントですね。

また、ダイナモのマナ調整や、ゴールデンOXへの軽いナーフなども「行き過ぎたパワー抑制」にとどまり、依然として複数の構成が選択肢に入る良メタ環境は継続されそうです。
それに対して、ヴェインやダリウスなど、使われにくかったキャリーへのバフも入り、ヴェインリロールやTFリロールが構成の選択肢として浮上する可能性が高くなっています。

また、平均アイテム数が増加したことにより、装備依存度の高い構成にとって追い風となる調整も見られました。
特にエグゾテック（7）は特性自体のバフと相まって再び注目を集める可能性も出てきています。
装備をしっかり集められれば、高耐久かつ高火力な盤面を構築できるポテンシャルは十分にあり、4コス構成の選択肢としてメタに返り咲く展開も見込まれます。

総じて、派手さこそないものの「安定感・完成度・先への配慮」が光る良パッチだと感じます。
ここからセット終了まで、さらに最適解を探る楽しみが続きそうです。

引用：Patch 14.6 Rundown | TFT Cyber City | Teamfight Tactics