引用元
翻訳者:Scilla(@scilla_tftft)さん / X
タイトル:kai氏によるPBEで見た5つの強構成紹介動画翻訳(PBE)
URL:kai氏によるPBEで見た5つの強構成紹介動画翻訳(PBE)
概要
この記事は、TFTセット16のPBE環境で配信者たちが実際にプレイしていた中から、「特に強力だと感じられた5つの構成」をkai氏ピックアップし、その動き方・アンロック条件・オーグメントや紋章の活かし方を解説した内容の翻訳です。
内容紹介
1. ピルトーヴァー(6)

アンロック要素
この構成にはいくつかの重要な「アンロック」要素がある。


- 2コスト・キャスターの「オリアナ」
- ピルトーヴァーユニット3体を盤面に出すことでアンロック。
- ロリス・ヴァイ・ケイトリンを使えば達成しやすく、紋章があれば2コストのヴァイと1コストのケイトリンだけで条件達成も可能。
- レジェンダリーの「T-Hex」
- 盤面にいるピルトーヴァーユニットの合計スターレベルが9に達するとアンロック。
- ピルトーヴァーを並べてスターレベルを上げていけば自然と開放できる設計。
キャリーとシナジー
- メインキャリーはセラフィーンになりやすく、終盤は5コストのアジールも加えて構成を完成させることも可能。
- 2人ともディスラプターであり、アジールからシュリーマユニット(ナサス、レネクトン、ゼラス)もアンロックでき、盤面に柔軟に組み込める。
ピルトーヴァーモジュール概要
- モジュールは全17種類。
- 戦闘系13種
- ユーティリティ系3種
- 特殊枠として「エコーエンジン」(以前に選んだモジュールの効果を10秒ごとに繰り返す)
- ピルトーヴァー特性自体には戦闘力がなく、モジュールに戦闘力が集中しているため、基本的には戦闘系モジュールを選ぶのが推奨。
- Robinsongzはある試合で
- 「時の歯車」(全味方のマナ自動回復+AP)
- 「アップグレード!」(ピルトーヴァーユニットのランダムアイテムをレディアント化+AS&HP増加)
- 「マイクロロケット」(与ダメージの約66%をミサイル弾幕として魔法ダメージで再現)
の3つを選択。

T-Hexのパイロットとエグザイル
- T-Hexは「ヘクスメック」という特性を持ち、背後のユニットを消費してパイロットにすることで特別な能力をアンロック(セット14のレネクトンに似た仕組み)。
- Kai氏の解説では、
- オリアナをパイロットにすることでT-Hexに追加マナ自動回復を付与することができる。
- パイロットにするユニットのロールとスターレベルによってT-Hexに与えられるボーナスが変化し、タンクならオムニヴァンプ、ファイターならAD、マークスマンならダメージ増加、キャスターならマナ回復、アサシンならクリティカル率。
- オーグメント「エグザイル」について
- 盤面上にアジールの砂塵兵やフレヨルドの凍った塔など多くのオブジェクトがある構成でも、召喚物はエグザイルの判定対象外であるため、ユニット同士が隣接していなければ問題なくボーナスを得られる。
- 実際にエグザイルの恩恵を受けないのはT-Hexとオリアナのみ。
紋章まわりの注目点
- 今セットは紋章がとにかく多く、効果理解が重要。
- 例としてワーデンの紋章が挙げられ、
- 装備者がワーデンになり、シールド破壊時に最大値の30%を回復するという強力な効果。
- セット14のモルデカイザー+ヴァンガード紋章のような「壊れコンボ」が将来的に見つかる可能性が示唆されています。
- 最終的なレベル8盤面では、紋章を多く抱えたピルトーヴァー(6)+フレヨルド(3)構成の一例が紹介されています。

2. ディスラプター・ジャガーノート
ディスラプター特性の説明

- ユニット:エコー、グウェン(アンロック)、マルザハール、セラフィーン、アジール、メル(アンロック)。
- 効果はセット10のダズラーに近く、
- ディスラプターのスキルが当たった敵に「ダズル」を付与。
- ダズル状態の敵にはディスラプターが追加ダメージを与え、敵の与ダメージも10%減少。
- AoEスキルを持つセラフィーンやメルと非常に相性がよく、敵全体にダズルをばらまきやすい点が強み。




アンロック要素
- ライズ:4種の地域特性を盤面に出すことでアンロック。
- ゼラス:アジールを場に出した状態で、勝利と敗北を交互に繰り返すことでアンロック。
- 必要回数は、アジールでアンロックしたシュリーマの数によって変動。
- ゼラスが最後のアンロック対象なら5勝5敗(交互)、最初なら3回で完了。
- メル:アイテムを1つ以上持たせた★2アンベッサが戦闘で倒れることでアンロック。
- ポッピー:アイテムを2つ持たせたデマーシアかヨードルを盤面に出すことでアンロック
Prestiventのプレイから

- Prestiventはレベル8の時点でコスパのよい盤面を組み、4-2オーグメントで「最強の四配者」を取り、スウェイン★2を早期確保。
- ステージ4では多くの戦闘に負けつつも体力の消耗が少なかったため、マルザハール★1のままレベル9へ到達。
- 紋章はワーデン、ジャガーノート、ディスラプターを複数所持。
- ディスラプター紋章:装備者がディスラプターになり、スキルが3秒かけて30%の追加魔法ダメージを与える。
- ジャガーノート紋章:装備者がジャガーノートになり、他のジャガーノートが倒れるたび、その最大体力の10%を獲得。
- これらの紋章を大量に入手できた背景として、
- 新ゴールドオーグメント「Legion of Threes(日本語訳未完了)」
- 紋章を1つ獲得し、3コストユニットと紋章保持者の攻撃速度・体力を上昇。
- プリズムオーグメント「The Trait Tree(日本語訳未完了)」
- ランダムな紋章3つ+ゴールドを獲得。
が挙げられ、今セットではこのレベルで紋章がバンバン飛び交うゲーム展開が普通になりうる、と説明されています。
- ランダムな紋章3つ+ゴールドを獲得。
- 新ゴールドオーグメント「Legion of Threes(日本語訳未完了)」
3. ビルジウォーター・フレックス

シルバーサーペントとタム・ケンチ
- シルバーサーペントは経済加速に使えるだけでなく、ビルジウォーターユニットのコピー購入や、ビルジ専用の小型チャンピオン複製器の購入にも使用可能。
- タム・ケンチのアンロックには500シルバーサーペントが必要。
- その過程でガングプランクのコピーや複製器を買うことで、レベル7でのリロールをスキップしつつテンポを維持。
- 十分なシルバーサーペントが貯まる頃にはガングプランク★3+強力な盤面を同時に完成させられる。


序盤の鍵となるグレイブス
- グレイブスは、アイテムを2つ持たせたツイステッド・フェイトを出すことでアンロック。
- 早い段階でグレイブスを手に入れれば2-1の時点でビルジウォーター(3)を発動でき、序盤からシルバーサーペントを貯め始められるため、ガングプランク星3を見つけやすくなる。
盤面とフレックス性

- Kurumxはオーグメント「構成拡大」を取得。
- この盤面を維持する過程では、グレイブスにアイテムを載せてレベル8到達までを安定させていた。
- 後衛キャリーはミス・フォーチュンに固定ではなく、今回はビルジウォーター(5)が最もしっくり来たため採用しているだけで、実際にはアジール・ルシアン・セナなど、柔軟なキャリー選択が可能と説明。
- このゲームでは競合によりガングプランク★2止まりでしたが、本来は★3にして1位を狙うのが理想とされています。
「生涯ブロンズ」と今セットのデザイン思想
- オーグメント「生涯ブロンズ」は、今セット全体で非常に強力なオーグメントの一つになるとkai氏は評価。
- 理由として、Set16はできるだけ多くの特性を発動させ、各地域の小さなブロンズ特性から少しずつパワーを引き出し、それらを組み合わせて盤面を強くするデザインになっているため。
- これまでの「高レベル縦伸ばし特性にパワーが集中する」セットと違い、初期の小さなブロンズ特性へのパワー配分が大きいことが、開発陣やMortdogの発言を引用する形で紹介されている。
ビルジ専用アイテムと「燃焼」vs「重傷」
- ビルジウォーター専用アイテムはサーペントショップから7種類買える
- その中の「キャプテンの醸造酒」は攻撃とスキルで敵を3秒間「燃焼+冷気」状態にするアイテム
- Kurumxはこれを見て「回復阻害付き」と勘違いしてメルを入れなかったが、それは誤り
- 「燃焼」=追加の継続ダメージ(DoT)であり、回復阻害ではない
- 「重傷」=回復アイテムの効果を33%減少させる本物の回復阻害
- 燃焼しか書いていない場合は回復阻害がないため、レッドバフ・モレロ・サンファイアなど別途重傷ソースが必要
4. ノクサスリロール

アンロック要素
- ダリウス:
- ドレイヴンが最低1ゴールドを稼ぐ(=名声スタックを11貯める)ことでアンロック。
- 名声スタックは、キルアシストで1、ドレイヴンorダリウス自身のキルで2貯まるため、解放にはやや時間がかかる。
- メル:
- アイテムを1つ以上持たせた★2アンベッサが戦闘で倒れることでアンロック。



メインキャリー
- 構成のメインキャリーは、ドレイヴン★3とダリウス★3。
- 一般的な装備例として、
- ドレイヴン:グインソー・クラーケン(セット15アッシュに近い構成)
- ダリウス:インフィニティエッジ+ハンドオブジャスティス+ステラックや巨人の誓いなど紹介。
- ただしKai氏は、ダリウスのロールがタンクであることから、ガーゴイル+タンク系アイテム全般がより理想的で、この試合のプロ側もロールを勘違いしていたのではないか、と補足。
シナジーとサイラスアンロック

- ノクサス(7)を出すのは難しく、他の重要な特性を犠牲にしてしまう点を課題として提起。
- 理想形としては、レベル9でキンドレッドを韋駄天枠にしつつ、ドレイヴンとダリウスを同時に強化する形を提案。
- セジュアニ→サイラスの乗り換えもアリ。
- サイラスは★2ガレン、★2ラックス、★2ジャーヴァンⅣを売却することでアンロック。
- これらは盤面に出す必要はなく、ベンチで★2になったら即売りでOKと解説。
- 現状の数値では「まあまあ」という評価ながら、少し強化されればメタの一角になりうるポテンシャルがあるとコメント。

5. オレリオン・ソル&ブロック 2ユニット構成

アンロック要素
- 重要なアンロック条件は以下の通り:
- ダイアナ:アイテム3つ持ち★2レオナを出すことでアンロック。
- オレリオン・ソル:盤面にダイアナがいる状態で、ターゴンユニットを5体同時に出すことでアンロック。
※オレソル以前に登場するターゴンユニットを全て揃える必要がある。 - ブロック:500サンシャードを集めることでアンロック。



イシュタルのクエストとサンシャード
- サンシャードはイシュタルのクエスト達成で獲得。
- クエスト内容は連敗前提だけでなく、
- 連勝で達成できるもの
- 「Xゴールドをリロールする」など別条件のもの
も存在するため、序盤から体力を維持しつつクエストを進めることが可能と説明。
- さらに、クエストはその場で即達成する必要はなく、例えば「3回連続で戦闘に敗北する」といった条件なら、連勝中は放置しておき、自然に負けが増え始めたタイミングで達成する、といった柔軟な運用ができる点も紹介。
- DankMemesは、序盤〜中盤は連敗前提ではないクエストを優先的にこなし、終盤盤面が失速してきたタイミングで連敗系クエストに切り替える運用を披露。
オレリオン・ソルの星屑とアイテム優先度
- ブロックは500サンシャードで解放できる非常に強力なアタッカーですが、それだけでは試合を支配しきれないとkai氏は説明。
- 勝ち切る鍵はオレリオン・ソルのスキルで、
- スキルを撃つたびに「星屑」を獲得し、その星屑量に応じてスキルが強化。
- 星屑が1200に達した時点で実質的にゲーム勝利と言っていいほどのパワーに到達。
- アイテム優先度は、ショウジンの矛、グインソーレイジブレード、ブルーバフなど、マナ回転を最大化しスキルを連発できるものが最優先。
所感
セット16のPBE環境を「5つの構成×具体的な試合例」で整理してくれているので、新要素の理解用リファレンスとしてかなり使いやすい内容だと感じました。
ピルトーヴァーのモジュール/T-Hex、ビルジウォーターのシルバーサーペント運用、イシュタルのクエストや星屑スタックなど、「文字で読むとややこしい要素」を、実際の盤面とアンロック条件とセットで説明してくれているのがありがたいです。
また、単に「この構成が強い」だけでなく、
- なぜそのオーグメントを選ぶのか
- どこまで行ければ理想形なのか(ノクサス7やサイラス入りの最終形 など)
- 今の数値だとどのくらいの評価か(現状はそこそこ・バフ次第でメタ入りなど)
まで踏み込んでくれているので、PBEで真似したい人だけでなく、本番パッチでのメタ予習にもそのまま役立ちそうです。
セット16でアンロック&紋章&地域特性に圧倒されそうな人ほど、一度読んでおく価値が高い記事だと思います。

管理人 山こやま
今Setは覚えることが多いけどその分面白そうだよね
プレイしながら地道に覚えていこうかな



コメント