記事
翻訳者:Scilla(@scilla_tftft)さん / X
タイトル:Carelessd氏によるグレイブス配置解説動画翻訳(14.6)
URL:Carelessd氏によるグレイブス配置解説動画翻訳(14.6)
概要
本記事は、Carelessd氏が解説したグレイブス構成の配置テクニックに関する解説動画を要約したものです。
グレイブスを極めたプレイヤーとして知られる同氏が、自らの実践経験と失敗をもとに、ハーフオープン配置の理論と弱点、そしてそれを乗り越える対処法まで詳しく語っています。
内容紹介

Carelessd氏はパッチ変更直後からグレイブスをプレイし続け、1日で400LP以上盛って中国鯖で1300LP超え(100位圏内)まで到達しました。
その実績をもとに、数多くの試合から導き出された配置ノウハウが披露されます。
ハーフオープン配置の誕生


当初、小鱼一图流氏のフルオープン配置(上記の配置)を参考にしていたものの、
・敵の右サイドの前衛を十分に引きつけられず
・グレイブスが手前の敵を全員倒すまで後衛に届かない
といった欠点が露呈。


そこで編み出したのが、「ハーフオープン配置(上記の配置)」。
- 自陣の一部だけ開けることで、相手前衛を片側に誘導
- グレイブスが1、2体の前衛処理だけで後衛にアクセス可能になる
実際の試合映像(1:05〜1:20)では、右から3マス目に配置したケインが相手のサイラスとガリオを引きつけ、左サイドの敵を2体に限定。
これによりグレイブスは少数処理から即後衛へ突入するという理想的な展開が実現されています。
試合映像:【Carelessd】还在当刘禅?全网最细男枪站位教学,教你帝王心术_英雄联盟
対策されやすいという弱点
しかし、このハーフオープン配置には明確な弱点があります。
それは「簡単に対策されてしまう」という点。


少しTFTを理解している相手であれば、
・角にユニットを置かない
・端の列を1マス空ける
といった対処だけで、グレイブスの侵入経路を制限することが可能です。
試合映像(1:39〜2:05)では、相手がモルデカイザーを右から2番目に配置+右端を空けるという対策を実施。
結果、グレイブスはモルデカイザーを倒した後に中央の孤立タンクへターゲットが移り、ドクター・ムンド(★3防具3枚)を延々と殴る展開に。
盤面が不利な場合、このように前衛を突破できず構成が崩壊します。
対策された場合の配置リカバリー
このように相手に対策された場合、どうすればよいか?
正解は、「グレイブスを最後列に下げる」こと。

配置のポイントは以下:
- グレイブスを最後列
- メインタンクを前列右から2番目に単独で配置
- イーブンシュラウドを持たせたサブタンクをグレイブスの横
- 残りの前衛(レネクトン・ガレンなど)は下に固めて設置

この配置により、
・ブラウムは横に動き
・アリスターは前方に詰める
といった挙動が引き出せ、メインタンクが相手前衛を全て引きつけた上でグレイブスが滑り込む動線が完成します。
試合映像(2:58〜3:43)では、グレイブスが目の前の敵を倒した後、スキルで奥に滑り込み、敵の後衛へ自然に到達する展開が描かれています。
所感
配置だけでここまで戦況が変わるとは、本当に驚きです!
とくに、ハーフオープン配置で「数体の前衛処理だけで後衛へ入れる」という発想は目からウロコでした。
さらに、「対策される前提で動きを設計する」という思考も非常に参考になりました。
グレイブス構成にありがちな“定番の置き方”に固執せず、相手の配置を読んだうえでカウンター配置を練る柔軟性が求められるんだと実感。
正直、こんなに配置だけでグレイブスのポテンシャルを引き出せるなら、もっと早く知っておきたかった…!
引用:Carelessd氏によるグレイブス配置解説動画翻訳(14.6)

天才だ!!!
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